2010年4月 熟塾イベント

 熟塾新春公開講座 〜 緒方洪庵先生生誕200年記念講座 第四弾》



緒方八重の故郷・名塩に教行寺・生家跡を訪ねる

名塩紙漉き体験お花見バスツアー






先着申込 25名様


                           


名塩和紙についての講義&紙漉き体験指導 :

       人間国宝(名塩雁皮紙制作技術保持者)谷野武信氏


日 時 : 2010年 4月3日(土) 午前9時半 〜 6時
       午後9時半 :JR大阪駅 桜橋改札口集合


行 程 : 大阪駅 → 教行寺 → 金仙寺湖畔の堤桜見物 → 西洋料理「船坂」お花見ランチコース
       → 蘭学通り・緒方八重実家跡散策 → 谷徳製紙所にて名塩和紙の紙漉き体験
       → 夙川沿いの桜見物 → 大阪駅 → 難波駅 →天王寺駅


定 員 : 先着申込25名 


会 費 : 一般 12000円 (紙漉き体験・フルコースランチ・バス代込 )




緒方洪庵生誕200年・第四段は、緒方八重の故郷・名塩を訪ねる。

緒方八重は、29歳の緒方洪庵に17歳で嫁ぎ13名の子供を産み、千人以上と言わる塾生たちもわが子のように世話をした。
更に、江戸で幕府奥医師兼西洋学問所頭取となった洪庵が54歳で急死した後に、ロシア・オランダ・フランスへと三人の息子たちを幕府留学生として海外へ送り出し、福澤諭吉ら塾生に「おっかさんのような人」と慕われ65歳の生涯を大阪で過ごした。

八重を緒方洪庵に嫁がせたのは、父の億川百記だった。
百記は紙すきを業としていていたが、医師を志し大阪にでて蘭学塾「思々斎塾」で学び、名塩を戻って医師として開業するかたわら、輸入洋薬サフランを主薬とした製薬販売業を手広く営んでいた。
師の中天遊から自分の息子の教育も任せたいほどの秀才で勉強熱心、性格も温厚な緒方洪庵を紹介されその人柄と才能にほれ込み、娘・八重を嫁がせる。
長崎留学等の資金援助はもとより孫たちの養育を引き受け、大いに娘と共に洪庵を助け支える。

緒方八重はまさしく、名塩紙のような人だった。名塩の擬灰石を砕いて漉くので色焼けしにくく、弾力があり、虫食いせず、薄いがしなやかで強い。
江戸時代には藩札として重宝され紙漉きの里として多くの職人がいて栄えた。1475年、蓮如の第19子の蓮芸が赴任し名塩御坊と称される教行寺が開かれ、歴代連芸の子孫が嗣ぎ、京都の公家や名家との婚姻関係も深く毛利元就の曾孫藤も連芸の孫准超に嫁ぎ、紙漉きについても紙漉き業者や和紙扱い商人のまとめ役もつとめた。





その教行寺を参拝した後に、バスを走らせて金仙寺湖畔の堤桜を楽しんだ後に、西洋料理「船坂」へ。

広がる田園風景の中に宮沢憲治の「銀河鉄道の夜」の世界を彷彿とさせる開業17年のアンモナイトをイメージしたコンクリート吹き抜け三階建のレストランの建物の中には、都ホテルなどのレストランで20年修業したシェフと、画家だったお父様の優しいタッチの絵画がお出迎え。
切り抜いた窓から眺める田園風景に癒されながら味わうピュアーな六甲の伏流水と、今回は、お花見をテーマに地元の野菜と共に味わう魚と肉のフルコース。

食後に、八重夫人の実家後に続く蘭学通りを散策し、今唯一名塩紙を漉く術を保持している人間国宝の谷野武信氏の工房を訪ね、名塩紙の特徴をお聞きすると共に実際に紙漉きを体験。帰りに夙川沿いの桜並木の風景も楽しむ。


 





お申込方法:下記へTEL、FAX又は電子メールでお申込下さい。
不在の時は、留守電にお名前・ご住所・お電話番号を録音願います。


お問合せ、お申し込み: TEL/FAX  0729-94-2856 
               電子メール  BXI05250@nifty.com




●お申し込みいただくと、集合場所等を明記した参加証を郵送いたしますので、
 会費は当日ご精算ください。

チラシはここからダウンロード
していただくことができます。