■ 開催日 1999年8月5日 |
■ 講師 大蔵流狂言方 善竹隆志氏 |
狂言は台詞のみの劇で15分〜20分位で流儀は大蔵家、和泉家、茂山家が活躍。
能舞台は緞帳がなく背景には『老松』があり神様が宿る木とされ、神様に奉納するということから能や狂言が起こった。橋かりに3本の松、舞台に近い方が大きく、2番目はやや小さく、3番目は最も小さく遠近法を考慮していると思われる。屋根は屋内でも設けてある。照明装置もなく、音楽効果もなく台詞だけで客席に向かって演じられる。狂言は能と違って面をあまりつけないので年齢に適した曲目がある。衣装は『肩衣』『長袴』『素襖』他に山伏、猟師、仏師、動物の装束がある。素材は麻で染が中心で室町時代の柄やデザインを舞台用にやや誇張したりして現代に伝えている。
実演タイム
その一、基本の姿勢で先ず構え
その二、基本の姿勢で名乗りの台詞で発声練習
その三、都に上るで、発声強化
その四、笑う門には福来る
その五、人生のペイソスを込めた泣き声
その六、そろりそろりと運ぶ歩き方
その七、これを完全にマスターすれば宴会の隠し芸に
|
|