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活動分類別 大阪 関西 福祉 芸能 サロン 食文化 実学 恒例 ツアー

  節分と大阪の年中行事
■開催日  2006年2月3日(金)  午後 7 時〜 9 時 30 分

■会場  からほり御座敷再生複合ショップ 「練」 2 階  “ salon de ありす”

■企画・製作  
原田彰子

■講師  大阪歴史博物館 学芸員  伊藤廣之 氏
       上方落語家  林家染左 氏


午後7時〜8時20分

@「 節分と大阪の年中行事 」
   大阪歴史博物館 学芸員  伊藤廣之

午後8時20分〜8時30分
A「節分の豆まき」
   豆まき  蔵楽知昭 さん &  武安英夫 さん
   赤鬼  水本光洋 さん(塾生)& 青鬼  米川俊信 さん(塾生)
午後8時30分〜8時45分

B「節分の巻き寿司丸かじり」
 
 全員

午後8時45分〜9時25分 C「節分の落語 厄払い」
  
上方落語家  林家染左
午後9時25分〜9時30分 D「集合写真」
  
有志

@「節分と大阪の年中行事 」 大阪歴史博物館 学芸員  伊藤廣之
 
  年中行事と暮らし

≪年中行事≫ 毎年、同じ日ももしくは暦によって決められた日に繰り返される一連の行事。
           →日本の暦の導入は602年(推古天皇 10 年)

≪年中行事の構成≫ 宮廷と民間の年中行事が混在

≪宮廷の年中行事≫ 中国の隋・唐の皇帝儀礼+陰陽道+佛教行事+神社の祭礼行事メ

≪民間の年中行事≫ 生業儀礼(農耕・漁業・商業)+祖霊祭祀

  節分の行事と風習
@ 節分とは
  ・・・ 24 節気の一つ、立春(冬至と春分の真ん中)の前日。太陽暦では 2 月 3 日又は 4 日、旧暦では正月前後。 中国から太陽暦が伝来する( 690 年)以前の日本では、自然暦ですべての生き物が生まれでる春が年の初め、立春が一年の最初の日で、前日の節分は一年の最終日、節分の行事は基本的には大晦日と同様に年越しの行事。(年占・土竜追い等)
A 節分の行事
 
・・・ (室町以降)唐代の追+明代豆打ち+正月行事(年占・土竜追い等)
B 近世大阪の節分
 
・・・ 恵方参り・年越し蕎麦・厄払い・豆打ち・鰯の頭・柊(繁花風土記)
C 戦前の大阪の節分
 
・・・恵方参り・我孫子観音参り・麦飯の塩漬けの鰯・豆打ち・厄払い・お化け・土竜打ち・枕外し・寝小便たれを売る(上方 38 号)
D 節分と宝船
 
・・・初夢を占う。大正期の宝船収集ブーム・浪華宝船会
参加者には 30 種類の宝船の絵を一枚づつプレゼント 。 宝部年の絵を節分の夜に枕の下に引いて寝て縁起を担ぐ。悪い夢を見たら川に流す。
E 節分と幸運巻き寿司
 
・・・恵方に向かって無言丸かぶり・ブームの深層

・ 戦前節分の日、伝法・申村の世念講では昼食夜食に巻き寿司の丸かぶり(勝安男「伝法のかたりべ(5)」)

・ 昭和 15 年の大阪鮓商組合後援会発行のチラシ→ 1 本金 20 銭

・ 昭和 24 年、土用の丑の日の鰻に対抗する販売促進として、戦前の風習を復活。

・ 昭和 51 年から、大阪海苔昭和会、節分チャリティセール

・ 昭和 60 年前後から大流行(岩崎竹彦「幸運巻き寿司について〜都市の一現象〜

≪?節分って何?≫ 節分は立春の前日、冬から春への変わり目

             

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